【テンプレート見本あり】再就職時の履歴書・職務経歴書の書き方は?前職・スキルのアピール、ブランクの伝え方を解説
公開日:2022年8月10日結婚や出産で退職したものの、子育てが落ち着いたのでそろそろ仕事を再開したい…というとき、履歴書に加え職務経歴書を作成することになります。今回は、主婦/主夫から再就職をめざす場合の履歴書・職務経歴書の書き方のコツとして、これまでの経歴やスキルアップへの取組を活かしたアピール方法や、ブランク期間をマイナスに受け取られないための伝え方などを紹介します。「履歴書」と「職務経歴書」の違いとは?再就職をめざして会社に応募する際、「履歴書」と「職務経歴書」の2つの書類を作成します。まずは、それぞれに記載する内容の違いを整理しておきましょう。「履歴書」「職務経歴書」を作成する目的と記入する内容下表に履歴書と職務経歴書、それぞれを提出する目的、一般的によく使用される記入事項をまとめました。履歴書自身の基本的なプロフィールを企業に知ってもらうことが目的氏名、連絡先などの基本的な情報学歴・職歴(いつ、どこに所属していたか)保有資格特技・趣味志望動機自己PRなど職務経歴書自身の仕事の経験にフォーカスして、より詳細な内容を企業に伝えることが目的在籍した会社名、所属部署在籍期間(異動した場合、異動年月も記載)担当職務の内容など職務経歴書のフォーマットは3種類あります。時系列順に経験した仕事を過去から記載する「編年体式」。直近から記載する「逆編年体式」。時系列順ではなく職務分野別にまとめる「キャリア式」です。ここでは、最も基本的な「編年体式」の主な記入事項を紹介します。履歴書は、自身の基本的なプロフィールを企業に知ってもらうための書類です。そのため、氏名や学歴・職歴、資格など、概略を網羅的に記載します。一方、職務経歴書は、自身の仕事の経験にフォーカスして、より詳細な内容を企業に伝えるための書類。求人企業は職務内容や退職事由から、これまでのキャリアや身につけたスキル、自社に定着できるかなどをチェックしています。「履歴書」・「職務経歴書」の基本的な書き方プロフィールとして「履歴書」、さらに職務内容を掘り下げるために「職務経歴書」を用意します。基本的な書き方は、こちらの「履歴書・職務経歴書の書き方」もご覧ください。「履歴書」は正確・明確に書くのがポイント!STEP1書類と写真を準備する市販の履歴書フォーマットか企業指定の書式かを確認同封する書類を確認(証明書や職務経歴書など)証明写真は清潔感を意識して撮影から3か月以内のものが好ましいSTEP2基本情報を丁寧・正確に記入する誤りのないよう正確に記入見やすさを意識して記入(手書きの場合:読みやすい丁寧な字を意識する/PCの場合:フォントやサイズを意識する)西暦か和暦かは履歴書全体で統一STEP3学歴・職歴は正式名称で古い順に記入学校名、企業名は正式名称で記入入学、卒業、入社、退社年月を正しく記載職歴では、自分の役割や業務内容を一言添える最後には「現在に至る」または「以上」と記入STEP4志望動機を具体的にアピール「なぜこの会社に応募したのか」「自分の何を活かしたいのか」明確に伝える「この会社だから応募した」理由を伝える企業の事業内容や募集要項と自身のスキル・経験が結びつく内容で差別化を図るSTEP5自己PR・特技・資格欄で強みを伝える自己PRでは、自分の性格や仕事への姿勢、成果などを具体的に伝える(「売上前年比〇〇%達成」や「△△年間無遅刻無欠勤」など)資格や語学力、パソコンスキルもアピール材料特技は、直接仕事に関係なくてもポジティブな印象を与える内容が好ましい実際に「履歴書」を書いてみましょう上記のポイントを踏まえて「履歴書」を記入してみましょう。▽ダウンロードはこちら(Excel)【白紙】履歴書(厚生労働省履歴書様式例)【記入見本あり】履歴書(厚生労働省履歴書様式例)「職務経歴書」を書くコツは、“キャリアの棚卸し”にあり!職務経歴書を書く際は、自身が辿ってきたキャリアの魅力が求人企業に伝わるよう、意識することが重要。そこで、職務経歴書を書き始める前には、ぜひ“キャリアの棚卸し”を行うことをおすすめします。ブランクがある場合は特に、自身のアピールポイントを明らかにしておくことで、伝えるべきことが明確になります。以下では、再就職を考え始めたAさんを例にしてキャリアの棚卸しの取り組み方をご紹介します。Aさん(39歳・専業主婦)・配偶者と9歳の娘(小3)と三人暮らし・大学卒業後は、大手損保会社に一般職として入社。約8年間の事務サポートを経験(Excel/Word/PowerPointの使用経験あり)・配偶者の転居を伴う異動にて、退職・家のローンや子どもの教育費などに漠然とした不安を感じており、復職を検討し始めている・復職先は、前職の経験を活かせる職場につきたいと考えており、できれば安定した大手企業で中長期的なキャリア形成をしたいと考えているまずは仕事の内容について、下記の観点から整理してみましょう。STEP1仕事内容を整理する①何を・どうする仕事か業界・職種は何か、そのなかでどんなプロセスを担当したか、仕事の対象は何/誰かを考えてみましょう。②仕事のゴール・成果は何かあなたの仕事は、何を終えるとゴールといえるのか、何を生み出せば成果とみなすことができたのかを振り返ります。③それによって、誰に・どんな価値を提供する仕事かあなたの仕事は誰にとって、どのように価値があるものだったのか、その人にどのような良いことがあるのかを考えてみましょう。Aさんの場合“損保会社の事務サポート”としてどんな業務をしていたかを詳しく掘り下げます所属していた●●部は会社内の営業部門として、損保代理店への営業・販売支援や、契約手続きの確認、処理を担当Aさんの業務:保険の申し込み内容や添付書類のチェック、不備があった際の代理店連絡や代理店との問い合わせなどを対応ミスのない事務を行うことで、スムーズな保険金の支払いが可能STEP2得られた経験を振り返る次に、仕事のなかで経験したことを、エピソードを交えて振り返ることで、前職で自分がしてきたことを具体化していきます。①日常的な業務のなかでの経験普段の仕事内容をこなす中でどのような経験が得られたのか、エピソードを思い浮かべながら掘り下げます。②有事の際の経験仕事のなかであった特別な出来事、例えば表彰などの成功体験やトラブル対応、自身の失敗談を含めて振り返ります。また失敗談がある場合、どうすればよかったか・その経験から何を得たかについても考えてみましょう。Aさんの場合商品の改定・変更があるたびに、切り替え時期での部内事務ミスが頻発。部内での再発防止として週次での小勉強会を企画し、勉強会リーダーを担当。Wordでのアジェンダづくりやパワーポイントでのオリジナルの勉強資料を作成し、より効率的な会議が行われるように努めた。勉強会以前からミスの件数が●%に減少。年度末の部内表彰も受賞したSTEP3仕事のなかで意識していたことを思い出すこれまで振り返ってきた仕事内容とその経験のなかで、それらを遂行するために意識していたことを洗い出し、どのような思いを抱いて仕事に取り組んでいたのかを振り返ります。これによって、あなたの仕事への価値観が言語化されるとともに、新たな仕事において意識・情意面で発揮できる価値を明らかにすることができます。Aさんの場合自分のことだけでなく、周囲の状況を判断して「どのようにすれば部内のみんなが働きやすくなるか」を考えて行動していたSTEP4身についた業務スキル・知識STEP1~3を踏まえて、できるようになったこと、スキル・知識として身についたことを整理しましょう。①専門的なスキル・知識当時の業務に必須だった業界・業務の知識や、営業スキル・システム操作スキルなど、専門的な要素を挙げてみましょう。このとき、できるだけ具体的に、仕事内容や活かし方などの背景も含めて整理することが重要です。例えばOffice系ソフト等、さまざまな目的で使用されるツールの操作スキルを書く場合は、特に業務中のどのようなプロセス・目的で使用していたのかも明記しましょう(売上データ集計、プレゼン資料作成など)。②普遍的なスキルこれから応募する企業で専門的な内容は活かしきれないかも…という場合でも、実は魅力的なスキルをたくさん持っていることがあります。例えば営業の場合、コミュニケーションの機会が多くあります。そのなかでやり取りする内容に注目すると、「悩みを深く理解してニーズを引き出し、その人が想像していなかった選択肢も含めて考え、提示する」という性質があります。また、銀行事務のように、様々な要素が絡む業務をしていた場合、「入り組んだ内容も把握し、正確に処理することができる」と言えます。このように、仕事内容からスキルを捉え直すと、魅力を再発見できることがあります。深堀して考えてみましょう。Aさんの場合勉強会準備として利用していたPCスキル(Word・PowerPoint)代理店との連絡をおこなう上で行っていた電話応対力ミスを減らすための勉強会開催による「問題解決力」など以上のようなステップでキャリアの棚卸しをしたうえで、応募しようとしている企業ではどんな内容を求められていそうかを考えて、実際に書く内容を抽出していくと、アピールポイントが伝わりやすい職務経歴書になります。職務経歴書にパート・アルバイト経験を書いてもいい?パート・アルバイトの経験については、応募先の企業で活かすことができる場合は記載することができます。応募する企業での業務内容と関連がありそうな場合は、一度パート・アルバイトについても“キャリアの棚卸し”のステップで振り返り、盛り込みましょう。ブランク期間をプラスに繋げる、職務経歴書の書き方とは?専業主婦/主夫として仕事のブランクがあることで、再就職するうえで不安に思う方もいらっしゃると思います。まずは、ブランクの理由・再就職したい理由をしっかりと説明できる状態にしておくことが重要です。職務経歴書へ記載する必要のない情報はあるの?趣味や退職理由、具体性のないエピソードなどは職務経歴書に書く必要はありません。また、応募職種と関係ない資格も、企業側からすると何をアピールしたいのかが伝わらないといった恐れがあります。せっかく取得した資格ではありますが、ご自身のアピールになるかならないかを判断のうえ記載しましょう。職務経歴書に書きたいスキル・強み、自己PR「資格」についてはピンときても、「スキルや強み」については実際どのようなことを書けばいいのか、どのレベルであれば記載してもいいのか悩ましいものです。キャリアの棚卸し<STEP4>で整理した内容なども含めた記載例をいくつか紹介します。PCスキルWord:社内外打ち合わせ議事録作成、送付書の作成Excel:関数(VLOOKUPやIF)によるデータ処理・集計、簡単なマクロ作成PowerPoint:プレゼンテーション資料の作成、部内勉強会資料の作成その他、Accessや画像編集ができる場合はソフト名・具体的な操作能力が伝わる形で記載する語学力英語や英語以外の外国語などのレベルを記載する(日常会話は問題ない、メールでのやりとりであれば可能、など)その他、コミュニケーション力・電話応対力・問題解決力などは簡単なエピソード(どのような課題をどう解決したか)を記載する資格は保有していないが、自身が得意だと思っているものは、ぜひ「スキル・強み、自己PR」として記載しましょう。ブランク期間についてはどう書いたらいいの?ブランク期間にスキルアップしていた場合履歴書・職務経歴書の自己PR欄に書いておきましょう。新たなスキルを習得する背景となった仕事や、活用する土台となる仕事を経験していた場合、それを伝えられるように職務経歴書の仕事の記載を充実させておきましょう。子育て期間中のPTA活動などは書ける?応募先企業や職種によっては、PTA活動での経験が活かせる場合もあります。学年代表として親の多様な意見の取り纏めを行った経験など、仕事に繋がるものがあれば自己PRへ盛り込むことができます。資格取得や学校役員経験だけでなく、地域活動など、ブランク期間の活動は、職務経歴書と履歴書内の自己PRを上手に使い分けてアピールしましょう。実際に「職務経歴書」を書いてみましょうこれまで行った棚卸しをもとに実際に「職務経歴書」を記載してみましょう。書き方のポイントA41~2枚程度に収まっているか分かりやすいレイアウトになっているか(見出しや文字のサイズなど調整して見やすさを工夫)誤字脱字はないか日付は西暦・和暦が統一されているか簡潔でわかりやすい文になっているか(長文になっていないか)職務経歴書のテンプレートと書き方見本職務経歴書のフォーマットのうち、「編年体式」のテンプレートを公開します。▽ダウンロードはこちら(Word)【白紙】職務経歴書(編年体形式)【記入見本あり】職務経歴書(編年体形式)まとめ職歴にブランクがあって再就職活動を始める場合、ブランクの理由を説明したうえで仕事をしていた期間のキャリアについてきちんとアピールできることが重要です。そのために履歴書と職務経歴書はとても大事な書類になります。また、改めて自分を理解しておくことは、スムーズな職場復帰にも役立ちます。ぜひこの機会に、ご自身のこれまで辿ってきた道を見つめ直し、腰を据えて取り組んでみましょう。関連記事【就活メール&面接マナー】メールの書き方の基本から面接時のマナーまでパートの志望動機、書き方のコツとは?相手に伝わる志望動機を書こう。銀行パートの応募・面接・採用までを徹底ガイド|担当者が語る面接対策|お仕事コンシェルジュ|みずほビジネスパートナー