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子どもにスマホいつから持たせる?先輩パパママの体験談から学ぶ
小学校高学年になると携帯(スマホ)を持つお友だちが増えてきたな、と感じることがあると思います。「携帯(スマホ)を欲しいと子どもに言われるけどまだ早い気がする」「他のお家はいつから子どもに携帯(スマホ)を持たせているのかしら」「子どもと連絡が取れると安心だよな」と考えるパパママは多いと思います。この記事では、小学生以上のお子さまをもつ70名の先輩パパママに独自に実施したアンケートの結果や体験談を紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。子どものインターネット利用環境まずは携帯(スマホ)だけでなく、子どもを取り巻くインターネット利用環境について説明いたします。出典:子ども家庭庁青少年のインターネット利用率の経年比較上のグラフは10歳以上の子どもを取り巻くインターネット利用環境についての統計結果です。令和5年度の小学生(10歳以上)を見ると、98.2%の子どもがインターネットを利用しています。利用端末として多いのは学校で配布されるGIGA端末が73.6%。次いで62.5%がスマートフォンです。あわせて未就学児のインターネット利用も7割近くあるとも言われています。これは、インターネットをテレビに繋げて見ることができたり、タブレット学習が増えたりしていることを考えれば不思議はないでしょう。幼いころからインターネットを自然と利用しているからこそ、タブレットを利用した授業やオンライン授業をスムーズに取り組むことができるのです。私たちの生活に不可欠となった電子機器。その中でも日本人の97%が保有しているとも言われている携帯(スマホ)と子どもの関係について次項から詳しく見ていきましょう。独自アンケート子どもと携帯(スマホ)の関わり方ここからは、携帯(スマホ)を子どもに持たせるにあたって“気になるであろう3項目”について詳しくみていきます。みずほグループ勤務者へ独自アンケートを実施し、70名から回答を得られました。この記事のために実施したアンケートですので、ご参考にしてください。子どもに携帯(スマホ)をいつから持たせたかまず始めに、何歳から自分専用の携帯(スマホ)も持つ子どもが多いのでしょうか?「持たせるか迷うが早い気がする」と思っているパパママも多いかと思います。アンケート結果からは、小学5・6年生が32%でした。また、小学4年生以下が26%。小学生の間に58%の子が携帯(スマホ)を持ち始めたことが分かります。子どもに携帯(スマホ)を持たせるキッカケは次に、それではなぜ携帯(スマホ)を持たせるようになったのでしょうか?持っていると回答した方の内の49名に引き続きアンケートを実施しました。キッカケは1つではないでしょうが、今回のアンケートでは決め手となったキッカケ1つを選んでもらいました。アンケート結果からは、『②1人での留守番』が31%で最も多いキッカケでした。上の結果と合わせて考察すると、小学5・6年生になると1人で留守番する機会が増えるのかもしれません。次いで、『③習い事等の送迎』が27%。『⓵登下校の見守り』が12%。合計70%のキッカケが子どもを心配するパパママの思いで持たせていることが分かります。携帯(スマホ)を持つ上での約束事は最後に、携帯(スマホ)を持たせるにあたって子どもと何か約束事は作ったのでしょうか?上記同様49名に引き続きアンケートを実施しました。結果としては、『⓵利用時間や時間帯』が53%と半数を占めていました。『④その他』には「特に約束事はしていない」という回答も含まれています。今は、携帯(スマホ)の利用内容に保護者がフィルターをかけることで制限することができます。そのため、「保護者が許可した範囲内で自由に使えるようにしているので決まり事はない」との回答もありました。先輩パパママ6つの体験談アンケート実施時に体験談も募集したため、その一部をご紹介いたします。まだ、携帯(スマホ)を持たせていないパパの声もあります。同じ悩みをもつ人がいると安心しませんか。先輩パパママの体験談から少しでも不安解消の糸口を見つけてもらえれば嬉しいです。小学1年生のママ小学校に上がると同時にスイミングを習い始めました。送迎バスを利用しており指定の乗降場所まで一緒に行っています。帰りは道路状況により指定時間を前後して到着することがあり心配することが多くありました。なので、1年生で持つのは早いと思いながらも到着時間を把握するために持たせることにしました。子どもと決めた場所を通過したら連絡するように約束しています。スマホを持っているお友だちが周りにいなく、物珍しさから取り合いなどトラブルになるのを避けるためゲームなどのアプリは入れず、連絡手段としてのみ利用しています。小学3年生のパパまだ携帯は持たせていないが、ボイスメッセージが送れるGPSは持たせている。GPSは1年生の時からランドセルに付けて登下校時の見守りに使っている。近所の公園で子どもだけで遊ぶようになったことや、周りの友だちもスマホを持ち始めた子が出てきたので、ちょうど夫婦の話題にあがるようになり関心があった。小学5年生のママ小学4年生までは学童に通っていたのですが、定員の関係で5年生からは鍵っ子になることが確定していました。そのため、4年生の終わりころにスマホを購入し留守番の練習を始めました。フィルタリングをかけているので、アプリを取るのも友だちと繋がるのも保護者の同意が必要なため、今のところトラブルは起きていません。ただ話しはズレますが、スマホとゲーム機器には利用時間制限をかけているのですが、制限がかかるとテレビでYouTubeを見始めてしまいます。今の悩みはインターネット利用時間をどのように守らせるかです。小学5年生のママ小学5年生から1人で留守番をするようになったため、スマホを持たせることにしました。徒歩20分圏内に祖母宅もあるので「なくても大丈夫かな」とも思ったのですが、家に固定電話もないことから持たせることにしました。トラブル防止の観点からLINEは入れず、別の連絡アプリを入れています。親同士でも連絡が取れる子には、アプリをダウンロードして貰って、そこで連絡を取り合っています。今のところ息子から不満も出ていないので、しばらくこの状態でいようと思っています。中学1年生のパパ小学4年生の時に欲しがったので買いました。3つ上の姉が持っていたこともあり、欲しくて仕方がなかったようです。最初は私が使っていた携帯をWi-Fi環境でだけ使えるようにしていたのでフィルタリングをかけていなく、その流れで特に制限せずに持たせています。中学3年生のママ小学6年生の時に引っ越しをし、転校はしなかったものの放課後近所で遊んでいた友だちと離れてしまいました。友だちと遊ぶにも送迎が必要となってしまったため連絡手段として携帯を持たせることにしました。女の子なのでグループLINEでのトラブルもあるようですが、それも経験かなと思って見守っています。小学生の内は、スマホはリビングなど家族の前だけでしか使わないよう約束していました。(自室で使うのは禁止)まとめ「子どもに携帯(スマホ)を持たせるのは怖い。」と漠然と思っているパパママは多くいるでしょう。現に、携帯(スマホ)がきっかけとなる事件や事故、トラブルの話を良く耳にしますよね。筆者の息子が通う田舎の公立小学校で今回初めて『スマホ・ケータイ安全教室』という授業が5年生の授業参観内容になりました。兄弟姉妹の授業を見るために席を外すことがないよう他の学年と異なる時間で設定されており、学校としても真剣に取り組むべき問題だと認識していることが分かります。子どもを取り巻く環境は私たち親世代と大きく変わっています。まず、固定電話を契約している家が少なくなっていますし、授業で当たり前のようにパソコンやインターネット検索を使用しています。スマートフォンのフィルタリング機能も分かりやすく柔軟に設定できるよう進化しているのをご存知でしょうか。また、「パパが仕事で忙しく、なかなか子どもと遊ぶ時間が取れなかったが、同じアプリゲームをやることで攻略方法やスコアなどについて話題が増え、関係が良好になった」という話も聞きました。ご家庭に合わせたルールを作って上手に使うことで、緊急時の連絡や位置情報の把握などメリットもたくさんあります。この記事が、お子さまに携帯(スマホ)を持たせるか悩んでいた方の参考になれば幸いです。携帯(スマホ)と同じように小学生になって持たせ方を考える”鍵”については下記リンクを参照ください。【実例付き】小学生への鍵の持たせ方|働くママの紛失・安全対策