家事と仕事の両立|知る、つながる、働くわたし
【体験談あり】みんなはどうしてる?現役小学生の放課後の過ごし方
「小1の壁」「小4の壁」の1つに含まれる、“放課後の子どもの過ごし方”は小学生の子どもを持つパパママにとって、頭を悩ます問題の1つだと思います。家庭を取り巻く環境によっては、“放課後を安全に過ごせるか”を再就職の条件として考えることもあるでしょう。この記事では、今の小学生はどのように放課後を過ごしているのかまとめてみました。公立小に通う共働き家庭の子どもの週間スケジュールも紹介いたします。ぜひ参考にしてください。小学生の下校時間そもそも、放課後とは何時からなのでしょうか。下校時間を確認してみましょう。自治体によって多少の違いはあるかもしれませんが、文部科学省が定める授業時間1コマ45分の公立小学校を例にお伝えします。参考:文部科学省授業時数等に関する学校教育法施行規則及び学習指導要領の規定以下で示す下校時間とは、学校を出発する予定の時間です。実際に家に到着する“帰宅時間”は通学時間も含めた時間になります。4時間授業:13時下校(給食なしの場合午前中)・1年生の4月は、給食が始まらずしばらく午前中下校となる学校が多い・行事があるときなど、特別日課の場合5時間授業:14時35分下校・1年生は基本的に5時間授業・2、3年生の週3以上が5時間授業6時間授業:15時30分下校・5、6年生の週4日が6時間授業放課後の過ごし方つぎに、小学生にはどのような放課後の過ごし方があるのか見ていきましょう。“自宅で1人で過ごす”“学校や公園で遊ぶ”“学童クラブや習い事の教室で過ごす”などがあります。それぞれの過ごし方について簡単に紹介いたします。詳細な内容はリンク先に記載がありますので、そちらもご一読ください。留守番・自分1人(兄弟姉妹と)で好きなことをして自由に過ごす。・友だちと時間を合わせてオンラインゲームをする。・天候や気候、時間に左右されない。・何かトラブルが起きた際に頼れる大人が近くにいない。・子どもが不安や寂しさを感じるだけでなく、パパママも子どもが無事に過ごせているか心配が尽きない。【実例付き】小学生への鍵の持たせ方!友だちと遊ぶ・自宅の周りや学校、公園、友だちの家などで過ごす。・遊ぶ内容や過ごし方についても友だちと決めて自由に過ごす。・何かトラブルが起きた際に頼れる大人が近くにいない。学童(運営主体によって名称は異なる)・放課後や長期休みの間、自宅に保護者がいない子どもを預かり、見守ってくれる。・誕生日会や夏祭りなどイベントを開催することもあり、勉強から遊びまでさまざまな過ごし方ができる。・運営主体は公営と民営があり、学校の余裕教室や学校敷地内専用施設、児童館などに設置されている。・開所時間が厳守され、基本的に給食も出ない。・利用前に十分に活動内容や費用を確認することが重要。参考:こども家庭庁放課後児童育成事業学童保育とは?種類、料金、休日の運営などを解説習い事・通っている習い事の教室で練習や学びながら過ごすことができる。・教室への送迎が必要となり、働くパパママには送迎負担(送迎問題)は大きい。・送迎サービス付きの教室やオンライン教室も増えている。曜日によって放課後の過ごし方を変えたり、長期休みの間は異なるサービスを利用したりすることもあるでしょう。例えば、通常は公営の学童クラブを利用しているが、長期休みの間は給食がある民営の学童クラブを利用家庭もあります。また、自治体で運営しているサポートを利用し、学童クラブから習い事教室への送迎をお願いする家庭もあります。小学生の夏休み、共働きの過ごし方は?体験談を紹介それでは、実際に共働き家庭の現役小学生の1週間スケジュールを覗いて見ましょう。小1女の子:学童クラブメイン(ママからひとこと)毎日学童クラブに行ってくれているので安心しています。今のところお友だちトラブルもなく元気に楽しく通ってくれています。勉強から外遊びまで見てくれるので、本人も学童クラブが大好きです。小2男の子:自宅(祖父母宅)メイン(ママからひとこと)実家が近く、私自身も15時過ぎに自宅に帰れる曜日があるので、基本は自宅(祖父母宅)で過ごしています。友だちと遊ぶ時も、まだ低学年なので付き添っています。小3女の子:学童と習い事(ママからひとこと)実家が近くにあり協力してくれているので、学童クラブのお迎えと少年団の準備は祖父母がやってくれています。少年団は加入したばかりなので、練習中はずっと私も体育館にいます。1年生の時に少し学童クラブで友だちと揉めましたが、今は年齢関係なく気の合う子と遊んでいるみたいです。小5男の子:自宅メイン(ママからひとこと)学童を希望していたのですが、定員の関係で4年生をもって卒学童となりました。鍵の持ち方を話し合い、携帯電話も契約して安心して留守番できる環境作りを模索中です。本人は留守番を始めるまでは不安がっていましたが、今ではゲーム三昧なので喜んでいます…小5男の子:習い事メイン(ママからひとこと)4年生までは水曜日も習い事をしていました。しかし「友だちと遊ぶ時間が欲しい」とのことから、習い事の1つを土曜日にずらしました。今年から学童を辞めてカギっ子となったので、何か困ったときには助けて貰えるようにお友だちママにお願いしています。まとめ放課後の過ごし方には、”これが正解”というものはありません。住んでいる地域や祖父母や周りのサポート体制、何より子ども自身の性格によって大きく変わります。また、学年があがることによって、パパママは新たな問題にぶつかり悩むことが分かりました。体験談でご紹介した共働き家庭では、学童や習い事などを活用し、周囲の協力も得ながら子どもと一緒に試行錯誤し、家庭ごとにより良い放課後の過ごし方を模索しています。この記事が、みなさまのお子さまが安心して放課後を過ごす環境作りの参考になれば幸いです。