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【働くママ必見!】朝の家事動線&ルーティンで時短する方法 

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復職や再就職を考えているけれど、今の家事育児の時間配分がどうなるか想像できない…と不安に思っている方もいるのではないでしょうか。

今は不安な気持ちを抱えていても、少しずつ準備を整えていくことで、自然に心と時間にゆとりができるもの。時間のない朝を有意義に使うために、朝の家事動線について事前準備の工夫や考え方をご紹介します。

目次

  1. 準備|家事の区分けをする
  2. 家族内共有|担当を決める
  3. 子どもの準備|ルーティン化し、自分のことは自分で
  4. 具体的なスケジュール例と時短ポイント
  5. 家事育児を時短するコツ
  6. まとめ|トライ&エラーを繰り返し、自分に合ったルーティンを

準備|家事の区分けをする

朝の家事ルーティンを考えるうえで、「どの家事をいつやるか」といった視点を持つのは大切です。

最初に、主な家事をリストアップしてみましょう。

手順1|家事を「毎日やりたいもの」と「そうでないもの」にわける

準備で書き出した家事は、ご家庭の生活スタイルによって優先順位が変わってきます。

たとえば、以下のように優先する家事が違うケースがあります。

  • 子どもがスポーツクラブに入っているため、毎日洗濯したい
  • 日中は外出が多いため、掃除は週に2回で十分

このように、ご自身や家族にとって必要な家事を見直し、優先度の高い順に並べると良いでしょう。

手順2|「毎日やりたいもの」のうち、「朝やりたいもの」と「そうでないもの」にわける

毎日やりたい家事の中から、あなたの気になるポイントに合わせて朝やりたいものと、そうでないものに分けてみましょう。

  • 太陽の光に当てたいから、朝洗濯物を外に干したい
  • 夕方時間がないから、炊飯器をセットしたい

増えすぎてしまった場合は、帰宅後や時間の制約が少ない休みの日に回せないか考える必要があります。最低限やりたい事ルーティンと、理想的な家事ルーティンの2パターンを考えて見るのも良いかもしれません。
毎日のことなので、無理のないスケジュールを組み立てることがポイントです。

手順3|家事の所要時間を把握する

手順2で書き出した家事にかかる時間を確認しましょう。実際に測ってみると、思っていた所要時間とずれがあることも。この段階では、測った時間よりも少し余裕を持って捉えると後々調整しやすくなりますよ。

最低限の家事ルーティンを行った場合の所要時間と、理想的な家事ルーティンの所要時間を並べてから出発時間を考えると、自ずと起床時間も見えてきますね。

家族内共有|担当を決める

抜き出した家事と所要時間を家族へ共有し、担当を決めることも一つの選択肢です。

朝やりたい理由と所要時間が分かっていると、スムーズに担当決めができることでしょう。
決め方の一例をご紹介します。

決め方例①|得意分野で分ける

各自が得意な家事や、負担を感じにくい作業を担当することで、精神的なストレスを減らすことができます。力作業や細かい作業など、得手不得手を基準に分担するのもひとつの方法です。

決め方例②|家を出る時間で分ける

片方が在宅勤務で時間の余裕があるから多く負担する、夜勤明けの日はゴミ出しのみ担当するなど、各々の家庭の事情に合わせた無理のない担当を決めていきましょう。

子どもの準備|ルーティン化し、自分のことは自分で

子どもが小学生になると、乳幼児期と比べて自分でできることが増えてきます。学年が上がる、母親が働きだすなど、環境が変わるタイミングで自分のことを自分できるように、早めにルーティン化すると大いに助かります。

自分でやる工夫

小さな工夫で子どもが自分でできることは増えていきます。
次のような工夫を参考に、ご家庭でも取り入れてみてはいかがでしょうか。

可視化する

朝やるタスクを時系列にホワイトボードに書いておくなど、子ども自身の目で確認できるようにしましょう。

前日に準備をすませる

学校の準備や、翌日着る服の準備は前日のうちにしておきましょう。余裕のある時間にやっておくことで、忘れ物の防止にもつながります。

朝ごはんに火を使わない

シリアルに牛乳を入れるだけ、パンを自分でトースターに入れて焼くなど、本人ができる位置に動線をおくことで、自分でできることが増えます。火を使わないことで、慌ただしくて親の目が届かない時間でも安心です。

具体的なスケジュール例と時短ポイント

ここでは、小学生の子どもを持つ働くママのタイムスケジュールをご紹介します。

それぞれのこだわりポイントや工夫ポイントも必見です。

Aさんの場合(小学校高学年女児、低学年女児あり)

「Aさんの場合(小学校高学年女児、低学年女児あり」のスケジュール画像

Bさんの場合(夫婦、小学校低学年男児あり)

「Bさんの場合(夫婦、小学校低学年男児あり)」のスケジュール画像

Cさんの場合(夫婦、小学校中学年男児あり)

「Cさんの場合(夫婦、小学校中学年男児あり)」のスケジュール画像

Dさんの場合(夫婦、小学校低学年女児あり)

「Dさんの場合(夫婦、小学校低学年女児あり)」のスケジュール画像

家事育児を時短するコツ

家事工程のひとつひとつを見直して、そもそもの家事にかける所要時間や精神的負荷を減らしてみましょう。
次にご紹介するような工夫で、取り入れられそうなものを探してみるのはいかがでしょうか。

“ながら”作業で効率的に

日々の生活の“ながら”で行うことで、重い腰を上げて家事をしなくては、ということがなくなります。

また、こまめに掃除等を行うため、汚れがたまらず一石二鳥。小さいことからの積み重ねが大切です。

まずは、以下のような作業を取り入れると良いでしょう。

  • 最後にお風呂に入った人が浴槽を洗う
  • タオルを洗濯する前に洗面所を拭く
  • 皿洗いのついでにシンクを洗う
  • 夕飯時に翌日の朝ごはんの分も作る

家事の工程を減らす

家事のタスクが多い時は、ルーティン化している家事動線を見直してみると良いでしょう。

毎日やる家事なら一つの部分を変えるだけで、大きな時短につながります。

次のような工夫をしてみるのはいかがでしょうか。

  • ゴミ箱の数を減らす
  • 洗濯物は「掛ける収納」にする
  • 冷凍食品の野菜を活用する

時短家電を活用する

時短に欠かせないのが、時短家電の存在です。導入コストはかかりますが、活用できればコストを上回る満足度が得られます。時短家電については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

まとめ|トライ&エラーを繰り返し、自分に合ったルーティンを

今回は、朝の家事動線について事前準備の工夫や、考え方をご紹介しました。家族構成や環境によって書き出す家事や時短すべきポイントは変わります。想定していた家事動線で思うようにいかなくても大丈夫です。この記事の内容を試しながら、ご自身に合った朝の家事ルーティンを見つけてみてくださいね。
みずほでは、働くママを応援しています。

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【体験談あり】転職回数の多い20代が内定獲得するには?これからのキャリア 

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《実例つき》小学生にSNSは危険?実際のトラブル内容と保護者の対策

あなたは“小学生×SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)=悪影響”というイメージはありませんか?日々のニュースや子どもたちの話からSNSが要因となる事件や身近なトラブルについて見聞きすると思います。一方で、小学校の授業ではSNSを活用し、ダンスや運動についての動画を見るときがあります。今の子どもたちにとってはSNSやインターネットは生活の一部となっているとも言えるでしょう。SNSが当たり前のように存在するこの時代、保護者として何ができるのでしょうか。この記事では、実際に起きたトラブルの内容や先輩ママの声を紹介します。SNSと上手に付き合うための参考にしてください。小学生がSNSを使うことについてSNSとは、友だちとメッセージのやり取りや、写真・動画を見せ合えるアプリ・サービスです。SNSは、大人にとっても子どもにとっても生活の一部になっています。しかし、小学生は心や考え方が成長している途中で、判断力が十分ではありません。そのため、SNSの利用によって多くのトラブルが発生しています。次の項では、なぜ小学生のSNS利用が増えているのか解説していきます。SNSを使う小学生が増えている背景スマートフォンやタブレット端末が普及し、小学校の授業媒体として1人1台タブレット端末が配布される時代です。また、固定電話や公衆電話の減少もあり、自分のスマホを持つ小学生が増えています。親や友だちとの連絡手段として、LINEやYouTube、Instagramが当たり前のように使われており、SNSは子どもの生活に深く根付いているでしょう。SNSを使うときの注意点具体的にはどのような危険があり、どのように注意したらよいのでしょうか。SNSを使うときの4つの注意点を、以下にまとめました。個人情報(プライバシー)が流出してしまう「ついうっかり」自分や家族の写真、名前や住所、学校名などをSNSに載せてしまう。個人情報を公開してしまうと悪用される危険性があります。気を付けているつもりであっても、些細な情報から個人が特定されることもあります。投稿する際には十分、注意が必要です。いじめやトラブルの原因になる「ちょっと気持ちが大きくなって」いつもより汚い言葉、強い言葉を使ってしまう。SNS上での言葉のやりとりは誤解を生みやすく、いじめやトラブルに発展することがあります。表情や声色が分からないトーク画面やオンラインゲーム中に会話をするため、日常よりも表現が強くなっていないか注意が必要です。時間を使いすぎてしまう「あともう少しだけ」と思いつつダラダラ時間を過ごしてしまう。SNSは刺激的でつい夢中になってしまうため、勉強や睡眠時間が削られる可能性があります。自分で時間の管理をすることが難しい場合は、使用時間を決めるなど注意が必要です。事件・事故に巻き込まれてしまう「何度もSNS上で話したから」と簡単に現実の友だちのように錯覚してしまう。SNS上で知り合った友だちに写真を送ったり、会いに行ったりすることで事件に巻き込まれる可能性があります。安全なゲームで遊んでいたつもりが、違法なサイトに誘導されていたケースもあるので、注意が必要です。実際におきている小学生のSNSトラブルメッセージアプリでのトラブルクラスの友だち数人でグループメッセージをしていたが、急にブロックされ仲間はずれにされたアプリ上でケンカが始まり、ケンカをしている子、仲裁している子のやり取りでメッセージが止まらなくなった友だちが家族の写真を連投し、他の子にも送るよう強く指示したオンラインゲームでのトラブル友だちとオンラインゲームで遊んでいたところ、急に外されたオンラインゲーム中、強い言葉で数人の仲間から責められたゲームのキャラを強くするために、課金して装備を買うよう言われたその他のトラブル同性の同い年だと思っていたが、年上の異性であった写真を投稿したところ個人を特定されてしまった安全なサイトを見ていたが、誘導されたサイトが悪徳で金銭を要求されてしまった参考:総務省「インターネットトラブル事例集」保護者ができるトラブル防止策ここまでは、SNSを利用することで起きるトラブルについてみてきました。大切な子どもがトラブルに巻き込まれるのを防ぐために、私たち親ができることは何でしょうか。代表的な防止策3つを案内します。ペアレンタルコントロールを使う子どもの安全のため保護者がネット利用環境を整えてあげることをペアレンタルコントロールといいます。ペアレンタルコントロールの代表としてフィルタリングがあります。参考:総務省「身近な人と一緒に考えよう」フィルタリング活用するフィルタリングとは、利用時間やアプリのインストール、課金アイテムの購入などさまざまな項目を制限できる機能です。子どもにふさわしくないコンテンツ(暴力的、性的、年齢に対して不相応なものなど)へのアクセスを制限する子どもの電子機器の使用時間を管理し、過度な使用を防ぐ課金機能の利用を制限する子どもの閲覧履歴やアプリの使用状況を、保護者が確認できる子どもの位置情報を確認する※現在法令等により、携帯電話会社とその販売代理店には、18歳未満の青少年が利用する端末の契約時に原則「フィルタリングサービス」を提供する義務が課せられている。参考:総務省「フィルタリング(有害サイトアクセス制限サービス)をご存じですか?」家庭内ルールを決めるフィルタリングを活用するとしても、利用時間や制限をかける内容については、各家庭でルールを決めておく必要があるでしょう。「平日の利用時間は〇時間」「週末の利用時間は△時間」と生活リズムによっても変わってくると思います。また、制限だけではなく「困ったらすぐに相談する」といった約束をしておくことで、トラブルが起きても早期に対応できます。先輩ママの声Aさん:小学6年生の男の子ママ利用中のSNSLINE、YouTube、オンラインゲームなど家庭のルール・フィルタリング設定済・宿題など、やるべきことをやらないときにはスマホを1週間没収するトラブル経験友だちに成りすましてTikTokアカウントを登録していると疑われました。お友だちの動画がTikTokに公開されたらしく、ケンカ中だった息子がそれを載せたと責められました。スマホを見せてTikTokアプリをダウンロードしていないことと親の許可がないとダウンロードできない状態であるのを伝え疑いは晴れたようです。Bさん:小学6年生の女の子ママ利用中のSNSLINE、YouTube、Instagram、TikTokなど家庭のルール・フィルタリング設定済・自室での利用は禁止トラブル経験以前、グループラインで仲間外れにされたことがありました。そのことがあってか、通知音に振り回されているように見えます。常にスマホを気にしているので、新たなルールを決めようと思っています。Cさん:小学6年生の男の子ママ利用中のSNSLINE、YouTube、オンラインゲームなど家庭のルール・フィルタリング設定済・LINEのお友達やトーク履歴確認トラブル経験仲間を集めて戦うオンラインゲーム中に、突然外され戦えなくなったことがあります。その時に「お前は弱いから入ってくるな」「一緒にやりたかったら装備買ってこい」などと言われたようです。幸い1人の子からの攻撃だったので、他の子とは問題なく遊んでいます。まとめこれまで述べてきたようにSNSの利用は、トラブルや注意すべき点がたくさんあります。小学生、特に高学年であっても、まだまだ心も体も成長段階です。実際に会ってコミュニケーションを取るときと比べて、トラブルが多く起きてしまうのは容易に想像できるでしょう。しかし「SNSは危険だから排除する」のではなく「子どもの成長に役立つツール」と前向きに捉えることもできます。SNSは離れている人と連絡を取れたり、情報を共有できたりと、とても便利です。また、自分の作品や技術を発信すると表現力が成長し、称賛やアドバイスで刺激を得られるでしょう。このようにSNSは使い方次第で便利で楽しいツールになります。私たち保護者に必要なことは「トラブルが起きた時にすぐに相談できる存在」でいられるような関係性を作っておくことなのではないでしょうか。関連記事子どもにスマホいつから持たせる?先輩パパママからの体験談から学ぶ

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銀行パートはきつい?仕事内容・向いている人・メリットを徹底解説!

求人情報を探すとき「土日休みで夕方には家に帰っていたい」「安定しているところがいい」などと条件を入力すると銀行パートがヒットするかと思います。しかし「きつい」「こまかい」「大変」というネガティブなイメージから敬遠してしまう方も多くいるでしょう。この記事では、銀行パートの仕事内容や向いている人、実際の働きやすさを詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。銀行パートの仕事内容は?銀行でパート勤務する場合、どのような仕事が用意されているのでしょうか。みずほ銀行を例に紹介します。下のイラストのように、大きく分けると「ロビー業務」「窓口業務」「事務」の3業務があります。ロビー業務銀行ロビーで、来店したお客さまを広く対応します。・来店したお客さまを明るく迎え、見送る・要件の把握、案内、誘導、ATM操作説明・必要書類の案内、書類記入補助、iPad操作説明など窓口業務(ハイテラー)銀行の窓口(ハイカウンター)で、来店したお客さまの対応をします。・現金の預入れ、引出し、両替、振込、税金の納付、諸届などの受付、事務処理・非対面チャネルの提案、受付(キャッシュカード、インターネットバンキング、ORコード決済サービスなど)・資産運用について声掛け、担当者へ引継ぎ(NISAやiDeCo)など事務銀行窓口の後方で、事務対応や電話対応をします。・窓口担当より引継いだ事務処理対応(専用機器操作や事務センターへの集中依頼)・電話応対・一部、接客対応(書類や通帳の返却など)勤務日数など詳細については下記リンク記事をご覧ください。「みずほ銀行営業店のお仕事紹介|パートナー社員の働き方を知る」銀行パートに向いている人は?業務内容に限らず、銀行の仕事は個人プレーではなく、チームワークが重視されます。ダブルチェックが必要であったり、業務が細分化していたりすることから1人のお客さま対応に複数人が関わります。したがって、お客さまだけでなく職場の仲間と密に連携を取る必要があるため協調性やコミュニケーション力が必要となるでしょう。そほかにも業務ごとに求められるスキルや性格は以下です。ロビー業務に向いている人来店したお客さまを最初に対応するので、銀行の顔となります。・接客業の経験がある方が好ましい・丁寧かつ冷静に対応できる・傾聴力がある窓口業務に向いている人来店した多くのお客さまの手続きを対応するので、スピード感が重要です。・金融機関の経験がある方が好ましい・迅速かつ正確な事務処理ができる・臨機応変な対応ができる事務に向いている人事務対応とあわせて電話応対も大切な仕事です。・事務職の経験がある方が好ましい・迅速かつ正確な事務処理ができる・電話応対が苦にならない銀行で働く魅力銀行パートには、他のパートにはないメリットがあります。これまで見てきたように銀行で働くには「協調性」「コミュニケーション力」「丁寧」「迅速」「正確性」がある方が向いているでしょう。しかし、このスキルを持つ方は他の向いている仕事も多くあると思います。それでは、数ある仕事の中から銀行で働くメリットを紹介します。職場環境・冷暖房完備の完全室内・平日昼間勤務(カレンダー通りの営業)・従業員が多く突発的な休暇も融通がきく(ライフワークバランス)福利厚生・年次休暇、補助金・奨励金制度あり・研修制度やマニュアルが確立されており、フォロー体制万全・無期雇用転換制度もあり長期間勤務も望める転職時のキャリアアップ・銀行勤務経験者は、接客スキルや事務スキルを評価される・基本的なビジネスマナーやモラル意識の高さから即戦力として評価される安定性給与体系や福利厚生も整備されており安定した職業の1つ《関連記事》【みずほの研修ご紹介】入社時からその先まで~研修や学びの機会を大公開実際に働く社員の声をご紹介|未経験でも大丈夫?パートタイム勤務からの銀行勤務銀行パートは「きつい」のか?これまでに銀行パートの仕事内容や銀行で働く魅力を伝えてきました。それではなぜ「銀行パートはきつい」といったネガティブなイメージを持たれてしまうのでしょうか。銀行が取り扱う商品は「お客さまのお金」や「個人情報」がメインのため、マニュアルやルールが厳格に決まっています。このことにより、全国どの支店でも同様の金融サービスが提供できるのです。しかし、マニュアル厳守のため柔軟な対応が難しいと感じる人もいるでしょう。銀行パートと他パートとの比較銀行パートが特別に「きつい」のか、他のパートと比較してみましょう。「パート」「事務職」「平日勤務」で求人検索をかけて出てくる他の仕事についてまとめてみましたので、参考にしてください。学校事務・学校内で勤務・生徒や保護者の問い合わせ対応・資料のファイリングなどの一般事務対応・定時退社が励行されている・生徒相手が多いため、一般常識やビジネスマナーよりも親しみやすさが求められる営業事務・社内で勤務・来客や電話対応・営業担当から依頼を受けた事務対応(発注、在庫管理、請求書作成、資料作成など)・服装や髪型が比較的自由な傾向・営業担当のサポート役のため、人と共同して作業することが苦にならない人が求められる医療事務・病院内で勤務・外来や入院患者、面会者の対応・会計対応やレセプト作成など医療事務全般対応・医療事務資格取得制度があることが多く未経験からスキルアップを望める・年齢性別が多岐にわたる患者に対応するため丁寧かつ冷静な対応が求められる金融事務銀行のほか、証券会社や保険会社の事務詳しくは下記リンク記事をご参照ください。金融事務の仕事内容・必要なスキルは?一般事務とどう違う?まとめ銀行パートは「きつい」と言われることがありますが、業務マニュアルが整備されているため対応方針が明確で、慣れれば働きやすい環境です。また、守秘義務や正確性が求められる一方で、研修制度が充実しており、スキルに不安があっても研修を活用すれば安心して業務に取り組めます。さらに、銀行は安定した職場環境が魅力で、福利厚生も充実しているため、ライフワークバランスを重視した働き方が可能です。このように安定的に長期間勤めたいと思う方には銀行パートはオススメです。この記事を読んで「実は私に向いているかもしれない」と思い、銀行パートを選んでくれる方が増えると嬉しいです。

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夫婦の年金平均受給額は?シミュレーションと老後資金の準備

結婚、子育て、引越…。夫婦のライフイベントは何かと出費が多いものです。将来を考えたとき、老後の備えや年金の受給額は気になるところですよね。この記事では公的年金について、将来の年金受給額の目安や金額の決まり方を解説します。夫婦の平均年金受給額の内訳と比較まずは、現在65歳以上の夫婦が受け取っている年金額の平均を見ていきましょう。下の表では、夫が現役時代に正社員であった世帯の、当時の世帯年収と現在の年金受給額の平均を示しています。妻の就業状況によって世帯年収が変動するため年金受給額も自ずと変わります。現役時代の就業状況現役時代の世帯年収現在の年金受給額夫妻年間毎月年間毎月正社員正社員504万2千円42万0千円346万4千円28万8千円フルタイムパート441万1千円36万7千円299万0千円24万9千円アルバイト415万9千円34万6千円296万3千円24万6千円専業主婦462万8千円38万5千円318万5千円26万5千円参考:e-Stat令和4年年金制度基礎調査(千円未満切り捨て)給与収入と年金収入上記の表からも分かるように、現役時代の収入と年金受給額には大きな差があります。例えば夫が正社員、妻が正社員世帯の場合、現役時には毎月42万円の収入がありました。しかし、年金受給後は28万8千円になり、その差は13万2千円です。その他の妻の就業状況であっても、やはり毎月12万円程度がマイナスとなっているようです。現在の収入が12万円減少した場合、生活は成り立つのでしょうか。具体的な支出を例に見てみましょう。老後の生活費のギャップ分析上で示した24~29万円の年金受給額は、老後の生活に十分な額となっているのでしょうか。総務省の統計によると、65歳~69歳夫婦の1か月間の平均支出額は271,611円です。支出項目月支出額食費(外食含む)77,953住居19,683光熱・水道18,509家具・家事用品9,942衣服・靴9,300医療費19,344交通・通信39,473教養娯楽34515その他(税金、保険料、冠婚葬祭など)42,892合計271,611参考:総務省統計局2019年全国家計構造調査現役時代の収入・納付状況によりますが、年金のみでの生活となると収支ゼロ~やや足りないイメージです。次項からは、実際に自分はいくら位年金を貰えるのか、また、どうしたら安心した老後を過ごせるのかを考えていきましょう。年金制度の基本解説まず、年金には公的年金と私的年金の2種類があり、この記事では公的年金について説明します。公的年金は、国の社会保障制度の1つとして、社会全体で高齢者等の生活を支える制度です。国民年金と厚生年金の違いと加入条件公的年金は、国民年金と厚生年金の2階建てになっています。それぞれの違いは下記の通りです。出典:日本年金機構公的年金制度の種類と加入する制度国民年金(基礎年金)0歳以上60歳未満のすべての人が加入対象。自営業やフリーランスの場合、国民年金のみに加入。保険料は誰でも一律の金額で、毎年見直し。ただし、会社員・公務員に扶養されている専業主婦/主夫の場合は保険料の負担なし。厚生年金会社員や公務員が対象。給料に応じた保険料で会社が半額を負担。加入条件を満たす場合は正社員でなくても加入することができる。社会保険・雇用保険って何?パートでも入れる?加入条件とともに解説します年金受給額の計算方法(国民年金・厚生年金)これまでは、平均受給額について述べてきました。では、年金額はどのように決まるのでしょうか。国民年金と厚生年金は、計算式も異なります。国民年金の計算式受給額=816,000円(令和6年)×納付月数/480か月受給額は、納付した月数によって変動します。ワンポイント!産前産後に納付免除された期間については、納付月数に含めることができます。その他の免除制度や納付猶予では一定の係数がかけられます。また、学生納付特例を適用して追納していない場合、その期間分は納付月数に含まれません。免除・納付猶予を受けた場合の扱いについての詳細は、日本年金機構国民年金保険料の免除制度・納付猶予制度をご覧ください。厚生年金の計算式厚生年金の受給額は、在職中の報酬に比例する部分と、その他2つの要素によって決まります。受給額=報酬比例部分+経過的加算+加給年金額詳細な条件・計算は日本年金機構老齢厚生年金の受給要件・支給開始時期・年金額をご覧ください。自分の年金額を確認する方法ここからは、自身が将来受給できる年金額を確認する方法をご紹介します。「ねんきん定期便」で確認できること毎年、誕生月になると「ねんきん定期便」が届きますよね。「ねんきん定期便」では、以下のことが確認できます。年金の月別納付状況保険料納付額の累計年金加入期間の累計これまでの加入実績に応じた年金額などです。くわえて50歳以上になると私たちが知りたい「年金受給見込み額」が記載されます。(60歳まで同条件で加入し続けることが前提)では、「ねんきん定期便」でどこをチェックすればいいのでしょうか。それは「年金の月別納付状」欄です。文字通り、納付状況を表しているのですが、学生特例や結婚、転職などで届け出を忘れている場合「未納」や「未加入」と表記されます。このような期間があると将来受け取る年金が少なくなってしまいます。節目の年齢と定められている35歳・45歳・59歳のときには詳細な加入状況が記された案内が封書で届きます。封書の場合は「年金加入記録回答票」が入っており、この用紙からも追加・修正依頼ができます。参考:日本年金機構「ねんきん定期便」「ねんきんネット」で確認できること日本年金機構が提供しているサービス「ねんきんネット」では、オンライン上で下記の機能を利用できます。年金記録の確認年金見込み額の確認年金の支払いに関する通知書の確認追納等可能月数と金額の確認電子版「ねんきん定期便」のダウンロードなどです。利用するには、マイナポータルとの連携、またはねんきんIDの登録を行います。ねんきんIDの登録をする場合は基礎年金番号とメールアドレスが必要となるため、手元に準備して始めましょう。参考:ねんきんネット日本年金機構将来に向けてできること年金の繰下げ受給老齢基礎(厚生)年金の受給を65歳以降に繰り下げる(遅らせる)ことで、最大84%増額可能。繰下げ加算額増額率(最大84%)=0.7%×65歳に達した月から繰下げ申出月の前月までの月数繰下げ受給の詳細については日本年金機構ホームページをご参照ください。貯蓄と資産形成の活用貯蓄と、さらにNISAやiDeCoなどを活用し、老後資金の準備を進める。制度の詳細は関連記事をご覧ください。ライフプランとマネープラン|子育て、老後に必要なお金と資産形成のポイントを解説共働きのメリット活用夫婦ともに厚生年金に加入することで、将来の受給額を増やせる。ワンポイント!2024年10月の法改正により、従業員数51名以上の企業で働くパート・アルバイトの社会保険・厚生年金保険に加入する条件が緩和されました。これによって、週20時間以上勤務・月88,000円以上の収入がある場合には、厚生年金に加入することができるようになりました。将来受け取る年金受給額が増えるだけでなく、医療の面でもメリットがあります。こうした点も踏まえて、パート・アルバイト探しや再就職を検討してみるのも一案です。参考:厚生労働省「社会保険加入のメリット」まとめ「老後2,000万円問題」が話題となったように、年金だけでは生活費が不足する可能性があります。もちろん生活水準や年金受給額は人によって異なりますので、この金額が必ずしも不足するとは言えません。しかし仕事を引退した後のセカンドライフを満喫するには、先々を見据えて早くから準備しておくことは大切です。受け取る見込みの年金額を早めに確認しておき、将来をどのように過ごしたいかイメージしてみてください。そして、何年間でいくら貯められるのか考えてみましょう。その際には、前述した資産形成制度を活用し、運用益だけでなく節税もするなど、今できることからコツコツと始めておくとよいでしょう。