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扶養内勤務とは?メリットと「年収の壁」についてしっかり解説!

結婚や出産などのライフイベントを機に仕事を退職し、再び仕事を始めたいと考えたときに、「まずは扶養の範囲内で働きたい。」と考える方は多くいると思います。

この記事では、扶養内勤務とは何なのか、メリットとともにお伝えし、「年収の壁」についても詳しく解説していきます。

目次

  1. 「扶養内勤務」とは
  2. 扶養内で働ける年収とは
  3. まとめ

「扶養内勤務」とは

税法上や社会保険上の「扶養の範囲内」で働くことを意味します。

扶養には「税法上の扶養」と「社会保険上の扶養」の2種類がある

表「税法上の扶養と社会保険上の扶養 メリット・デメリット」

※対象となる収入条件については、別途解説していきます。

扶養内で働くメリットとは

扶養内で働くメリットは、扶養する側、扶養される側それぞれにあります。

まず、家計を支える扶養側のメリットは「税金が抑えられる」ということです。税法上の扶養に家族を入れることで、扶養者の住民税や所得税を抑えることができます。 扶養される側のメリットは、税法上の扶養に入ることで税金の負担が免れます。

また社会保険上の扶養に入れば、年金保険料、健康保険料などの社会保険料の負担なしに、国民年金に加入ができ、さらに3割負担で医療が受けられ、出産一時金を受け取ることもできます。そして、社会保険上の扶養範囲内であれば、収入があったとしても被扶養者は社会保険料の支払いが免除されるので手取り金額を増やすことができます。

では扶養内で働ける年収とはいくらなのでしょうか。

扶養内で働ける年収とは

扶養内で働けるかどうかは、年収によって細かく変わってきます。ここでは、配偶者の扶養内で働く場合を想定して「年収の壁」、「扶養の壁」と言われる6段階の年収金額について解説していきます。

図「パートで働く主婦/主夫の年収と受けられる扶養区分」
図「パートで働く主婦/主夫の年収と受けられる扶養区分」

※「年収」…給与収入(受け取った給料の総額)のみを対象とした税引き前の金額

6段階の年収の壁とは

100万円の壁 …住民税の非課税限度額

本人の給与年収が100万円までは、住民税の所得割(所得に応じた住民税)が課税されません。100万円を超えた場合、超えた金額に応じて課税されます。
ただし自治体によっては年収100万円未満でも住民税の均等割(一定額の住民税)が課税されるため、お住まいの自治体について確認しておくことをお勧めします。

103万円の壁 …所得税がかからない額

本人の給与年収が103万円分までは所得税がかかりません。
103万円を超えた場合、超えた金額に応じて所得税が課されます。

「103万円の壁」から「150万円の壁」への変更

従来、本人の給与年収が103万円以下ならば世帯主の所得税・住民税に「配偶者控除」が適用され、103万円を超えると控除されなくなる仕組みでした。
しかし2018年の改正で新たに「配偶者特別控除」が設定されました。これによって、本人の給与年収が103万円を超えて150万円以下の場合も、世帯主の所得税から配偶者控除と同じ金額が控除されるようになりました。
※配偶者控除・配偶者特別控除は世帯主の所得に応じて適用金額が変動します。また、適用されない場合もあります。詳細な金額は国税庁HP(配偶者控除配偶者特別控除)をご覧ください。

106万円の壁 …勤務先・勤務条件によって社会保険への加入が必要

次の5つの条件を満たしている場合、本人は勤務先で社会保険に加入する必要があります。

社会保険への加入が必要となる条件

(2022年10月から適用 厚労省HPより)

  • 勤め先の従業員数が一定以上である(※1)
  • 週の所定労働時間が20時間以上
  • 月額賃金が8.8万円以上(※2)
  • 2か月を超える雇用の見込みがある
  • 学生ではない

(※1)2022年・2024年の改正のポイントです。詳しくは後述します。
(※2)月額賃金とは、労働契約において定められた1か月の給与(通勤交通費、賞与、残業代を除く)です。

▼社会保険の詳細については、下記の記事もご覧ください。

130万円の壁 …国民健康保険・国民年金への加入が必要

106万円の壁の条件に当てはまらなかった場合、130万円を超えると配偶者の健康保険の扶養および国民年金第3号被保険者から外れ、本人が国民健康保険・国民年金へ加入する必要があります。

なお60歳以上については、要件を満たせば年収が180万円までは、社会保険上の扶養内となりますので、該当の方は確認も必要です。

150万円の壁 …配偶者特別控除が満額適用される上限額

本人の給与年収150万円を超え201万円までは世帯主の配偶者特別控除の額は、段階的に減少していきます。
詳細な金額は国税庁HPをご覧ください。

201万円の壁 …配偶者特別控除が適用されなくなる

本人の給与年収が201万円に達すると世帯主の配偶者特別控除が適用されなくなり、所得税の優遇制度から完全に外れることとなります。

2022年10月の改正で社会保険の適用対象が拡大されました

従来は従業員501人以上の勤め先で働く場合に社会保険の適用対象となっていましたが、2022年10月の改正では101人以上の勤め先が新たに対象となりました。さらに2024年10月には、51人以上の勤め先が対象に加わります。

また雇用期間についても、従来は1年以上が目安とされていましたが、2022年10月の改正では2か月以上へ変更されました。

各年の改正内容のまとめ

表「法改正内容まとめ」
表「法改正内容まとめ」

※所定労働時間・月額賃金は、契約書上に記載の通りに勤務した場合を想定して計算したものです。

なお、2022年10月の改正では、社会保険の内容も変更されました。老齢厚生年金が受け取れるようになるほか、傷病手当金・出産手当金が給与の3分の2相当、支給されるようになりました。

写真:スケジュールとToDo

まとめ

本記事では、扶養内で働くことのメリットを中心に解説してきました。

日本の政策としては社会保険の加入対象を拡大し、扶養外で働くことを推奨していく傾向にあります。

2022年10月の法改正では、社会保険の加入対象が拡大されました。これにより被保険者は、老齢厚生年金と健康保険のすべての給付(傷病手当金、出産手当等)が受給できるようになり、手厚くライフイベントに備えられるというメリットが付与されました。

扶養内で働くのか、扶養から外れた働きかたをするのか、ご自身のライフスタイルや必要な収入と併せて考えることが仕事探しの基準にもなります。その際、社会保険上の扶養内で働きたいと考える場合には、106万円・130万円のどちらが適用される職場なのか、きちんと確認することも重要です。

また世帯主の勤務先で配偶者・扶養家族を対象とした手当が適用されている場合は、その条件も必ず確認しておきましょう。

本記事は2023年時点での制度に基づいており、2024年の法改正も含め今後もさまざまな変更があると考えられます。実際に仕事を探す際には最新の情報を確認するようにしてください。

▼まとめ記事はこちら

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アイキャッチ画像:【20代から考えるキャリア戦略】ワークライフバランス重視の転職ガイド:

ワークライフバランス重視の転職ガイド | 20代から考えるキャリア戦略

仕事に追われる毎日を過ごすなか、「このままの働き方を続けて大丈夫なのかな。」と不安になることはありませんか?結婚・出産・育児といったライフイベントを考えると、ワークライフバランスを重視した働き方を実現できる環境を手に入れたいと考えることは自然なことです。とはいえ、転職でワークライフバランスを理由にして良いのか、面接官にどう伝えれば不利にならないのかと悩む方も多いでしょう。この記事では、あなたが理想とする働き方を実現するために、ワークライフバランスを重視した転職を成功に導く方法を紹介します。これからの働き方とワークライフバランスを意識し始めた20代へ入社から数年が経ち、日々の仕事にも少しずつ余裕が生まれてくる20代。同時に、これから先どのようにキャリアを重ねていくのか、そしてどのような生活を送りたいのかを意識し始める時期かもしれません。30代に向けては結婚や出産、育児といった生活の変化が訪れる可能性が高まり、仕事とプライベートのバランスを見直す機会が増える傾向にあります。こうした変化に備え、「仕事と生活のバランスを大切にしながら働きたい」「無理なく働き続けられる環境を選びたい」といった思いから、ワークライフバランスを重視した転職に興味を持つ方もいることでしょう。まだ将来の形がはっきりと見えない段階でも、自分にとって大切にしたいワークライフバランスや、望ましい働き方の方向性を模索してみることは、将来の選択肢を広げる一歩につながります。ワークライフバランス重視の転職を成功させる5ステップSTEP1|自分にとってのワークライフバランスを整理するまず大切なのは、あなたにとってのワークライフバランスは何かを具体的にすることです。たとえば、こんな希望はありませんか?残業時間を減らしたい週末は確実に休んで、自分や家族の時間を確保したい有給休暇を気兼ねなく取得できる雰囲気が欲しいリモート勤務を活用したい出勤時間の柔軟性が欲しい将来、育児や介護と仕事を両立できる環境が良いこれらの希望に優先順位を付けて、転職の方向性を明確にしましょうSTEP2|現在のスキルと市場価値を客観視する次に、これまでのキャリアを整理し自分のスキルを把握しましょう。現在の年収と同業界での相場保有している資格・スキルこれまでの実績や成果他社でも活かせる経験・知識自分自身で市場価値を把握することは難しいと感じる方におすすめなのは、転職サイトの年収診断ツールや、転職エージェントのキャリア相談を活用することです。客観的な視点で、あなたの強みや改善点を教えて貰えます。STEP3|ワークライフバランスを実現しやすい職種を選ぶ働き方は、職種によって変わります。ここでは、ワークライフバランスを重視して転職する場合におすすめの職種を紹介します。事務職(一般事務・営業事務など)繁忙期が比較的予想しやすく、スケジュールを立てやすいのが事務職の魅力です。顧客対応が少ない分、突発的な残業も発生しにくく、ライフスタイルに合わせた働き方が叶うでしょう。社内SE客先常駐と比べて勤務地が安定しています。自社開発や社内サポートを中心に取り組むため、プロジェクトを自社のペースで進められるのが社内SEの特徴です。出社頻度は高くなる可能性がありますが、働き方は安定しやすい職種です。薬事・品質管理職業務の繁忙スケジュールを把握しやすく計画的に働けることが多い職種です。専門性も高く、長く安定したキャリアを築けるのも魅力です。医療事務・調剤薬局事務病院やクリニックの診察時間に合わせた日中勤務が中心です。規則正しい生活リズムを保てることから、仕事とプライベートのバランスを保ちやすい職種といえるでしょう。キャリアカウンセラーからのアドバイスワークライフバランスを理由に転職相談に来られる方は多いです。なかでも、営業やSEなど外回りや残業の多い職種から、事務職への転身を希望されるケースが目立ちます。経理や人事は専門知識や経験が求められる事が多いですが、一般事務や営業事務は未経験からでもチャレンジできる可能性が高いと言えます。土日休み、残業が少ない求人も有りますから、働き方を変えたい方には適した選択肢だと思います。STEP4|業界を見極める同じ職種でも、業界が変われば働きやすさが異なる可能性があります。ここでは、ワークライフバランスを実現しやすい業界をピックアップしました。大手メーカー経済産業省の「健康経営優良法人(ホワイト500)」の認定を受けている企業も多く、残業削減や有給取得促進など働き方改革が進んでいます。長期的なキャリア形成を見据えた環境が整っている可能性が高いでしょう。IT業界フレックスタイム勤務やリモートワーク導入に積極的な企業が多い業界です。場所や時間にとらわれない柔軟な働き方を叶えられる環境が多く見られます。銀行・金融業界法定基準以上の休暇制度、長時間労働の抑制などを推進する企業が増えています。正社員における女性比率が高い業界であり、育児等の制度が整備されていることが多いです。STEP5|応募書類・面接では前向きな姿勢で伝えるワークライフバランスを理由に転職を考えること自体は悪いことではありません。しかし、伝え方を間違えてしまうと、いまの仕事から逃げ出したいだけ、条件ばかりを気にしている、というマイナスな印象を与えかねません。大切なのは、働きやすい環境でより高い成果を出したいと、前向きに表現することです。効率よく仕事をしたい、という前向きな姿勢を示す子育てと両立し将来的にはマネージャーになりたい。など長期的なキャリアプランがあることを伝える会社へどのように貢献できるかを伝えるこれらのポイントを意識すると、ワークライフバランスを理由とした転職でも、相手に好印象を与えることができます。キャリアカウンセラーからのアドバイス面接では、まずは自分の強みや実績をしっかりとアピールすることが最優先です。そのうえで最後に1~2点、ワークライフバランスに関する質問を添えるのが良いでしょう。まずは自分がどう貢献できるかを伝え、その後で長く働ける環境かどうかを確認する流れが理想的です。ワークライフバランスを実現できる企業の見分け方制度の有無を確認する求人サイトや企業ホームページで確認できる、基本的な制度をチェックしましょう。フレックスタイム制度リモートワーク制度育児休業制度介護休業制度年次有給休暇の取得推進制度興味を持った企業に、自分がワークライフバランスで重視したい制度があるかを把握しましょう。実績をチェックする制度が整っていても実際に使いやすいかは別問題です。また、希望する制度が企業内で活用されているかを確認することも重要です。1.有給取得率2024年調査の年次有給休暇平均取得率65.3%と比較し、有給の取得しやすさを把握しましょう。※参考:厚生労働省「働き方・休み方改革取り組み事例集」部署の差が大きくないかも確認したいところです2.育休取得率、育休復帰率女性だけでなく、男性の取得実績も重要です復帰後の継続就業率も確認してください3.平均残業時間年間を通じた平均値を確認しましょう繁忙期の残業時間上限についても質問してみましょう認定マークを確認する以下の各種マークは、企業が働き方改革へ積極的に取り組んでいかどうかを判断する参考指標として活用できます。ただし、認定の有無だけではなく、口コミサイトなど他の情報と組み合わせて総合的に働きやすさを判断しましょう。主な認定マークくるみん認定・プラチナくるみん認定・育てサポート企業としての認定・男性の育児休業取得率や働き方改革の実績を評価参考:厚生労働省「子ども・子育てくるみんマーク・プラチナマーク・トライくるみん認定等」えるぼし認定・プラチナえるぼし認定・女性活躍推進企業としての認定・管理職に占める女性の比率や、女性の継続就業率を評価参考:厚生労働省「雇用・労働女性活躍推進法特集ページ(えるぼし認定・プラチナえるぼし認定)」健康経営優良法人(ホワイト500)・従業員の健康を保ちながら働ける環境づくりに積極的な企業としての認定・働き方改革やストレスチェック等への具体的な取り組みを評価参考:経済産業省「健康経営優良法人認定制度」ユースエール認定・若者の採用・育成に積極的で、若者の雇用管理の状況などが優良な企業としての認定・正社員の月平均所定労働時間が20時間以下、有給休暇取得率70%以上等の認定基準参考:厚生労働省「ユースエール認定制度」企業のサステナビリティレポートや有価証券報告書等を読む企業の公式サイトから閲覧できる、サステナビリティレポートをチェックしてみてください。「Social(社会)」の項目に、月平均残業時間や育休復帰率、時短勤務の利用状況など詳細な実績データがまとめられています。上場企業であれば、金融庁のEDINETや企業のIRページから、有価証券報告書を確認してみましょう。「従業員の状況ページ」に、ワークライフバランス関連データが記載されています。転職エージェントを通して情報を確認する転職エージェントのキャリアカウンセラーは、求人に書かれていない社内の実態や雰囲気を把握していることがあります。これは、自力では得られない貴重な情報源です。キャリアカウンセラーからのアドバイス事前に内部事情や社風を把握しておくことで、自信を持って面接に臨めますし、入社後のミスマッチも防げます。エージェントによっては、応募書類の添削や、企業に合わせた志望動機の方向性を個別にアドバイスしてくれますので、ぜひ活用してみてください。>>みずほビジネスパートナーへ相談してみる面接で職場環境について質問する働き方の実態について確認しましょう。具体的な質問の仕方をご紹介します。働き方の実態について平均的な退社時間を、教えていただけますか?繁忙期と閑散期で、どの程度働き方に違いがありますか?リモートワークを活用されている方の割合は、どのくらいですか?制度の利用状況について育児休業から復帰された方の、働き方のパターンを教えてくださいフレックス制度やリモート勤務を利用する際の、チーム内でのコミュニケーション方法を教えてください評価制度について成果を測る指標として、最も重視されている項目は何ですか?働き方の柔軟性と評価の関係について、教えてください応募書類に盛り込む志望動機・自己PR例応募書類においては、なぜその企業を選んだのか、自分がどのように貢献できるかをセットで伝えることが基本です。ワークライフバランスを重視しているという想いを、仕事への前向きな姿勢や長く働きたい意欲と結び付けて表現しましょう。志望動機例貴社を志望する理由は、働き方改革に積極的に取り組まれ、効率的な業務運営を重視されている点に強く共感したからです。前職では営業事務として、限られた時間のなかで最大成果を出すことを心掛けてきました。効率的に業務を進め、安定した成果を出し続けられる環境で長期的にキャリアを積み重ね、将来的にはマネジメント職としてチーム全体の生産性向上を牽引していきたいです。自己PR例私の強みは、限られた時間のなかで最大の成果を出す効率重視の業務遂行力です。前職では〇日かかっていた作業を、Excelのマクロや生成AIの活用、チェック体制の見直しにより〇日で完了できる仕組みを構築しました。この改善により、チーム全体で月〇時間の業務時間短縮を実現、その分をお客さま対応に多く充てられるようになりました。貴社でも、効率化への取り組みでチーム全体の生産性向上に寄与したいです。自分の希望を主張するだけでなく、企業にどのように貢献できるかを強調するようにしましょう。キャリアカウンセラーからのアドバイスワークライフバランスを理由に志望する場合でも、制度が整っているから志望しましただけでは印象が弱いです。これまでの経験のなかで、どう働くことで成果を出せたのか。その経験を志望企業でどう活かして貢献できるのか。これを具体的に伝えることが何より大切です。整っている環境だからこそより高い成果をだせる、という姿勢を見せましょう。面接で、ワークライフバランスを重視と伝えるときのコツ志望企業に面接の機会がもらえたなら、ワークライフバランスを重視する理由を、前向きに伝えたいところです。ここでは、面接でポジティブに伝える具体例をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。限られた時間のなかで、最大限の成果を出すことを大切にしています。前職では、業務効率化に取り組み、チーム全体の残業時間を〇%削減する成果を上げました。時間を有効活用することで、より質の高い仕事が行えると考えています。将来的に、結婚や育児などのライフイベントを迎えても継続してキャリアを積み重ねていきたいと考えています。そのためにも、制度の整った環境で、長期的に会社に貢献したいです。まとめ|20代からワークライフバランスを意識した転職で将来を安心に20代は人生の選択肢が多い時期です。この時期にワークライフバランスの整った環境に身を置くことで、さまざまなライフイベントが起こっても、充実したキャリアを継続できます。今の働き方を変えたいと感じているなら、それは行動を起こすべきサインかもしれません。まずは情報を収集し、あなたらしい理想的なワークライフバランスを実現できる企業を見つけていきましょう。

【金融機関からの転職】元銀行員の経験を活かせるおすすめパート職種7選!

「銀行員の経験を活かせる仕事を知りたい」「金融業界以外の職種が気になる」「ライフスタイルに合わせて環境を変えたい」このように考えること、ありませんか?銀行での経験を活かしながら、自分のペースで自分らしく働けるパートを見つけるためのヒントをご紹介します。ブランクや年齢を重ねていることに不安を感じているかもしれません。しかし、銀行勤務で得たスキルは大きな強みになるので安心してください。金融機関の経験で広がる選択肢金融機関の経験があると、多くの職種に対応できます。身につけた専門知識や顧客対応力は、コールセンターや医療事務など、幅広い分野で高く評価されるからです。もし将来のキャリアを考えている場合は、すでに経験している金融業界への復帰も、選択肢の1つとして検討してみましょう。次章からは、おすすめのパート職種を紹介していきます。自分に合った職場を見つけるときの、参考にしてみてください。元銀行員におすすめのパート職種7選この項では、元銀行員におすすめの職種を紹介します。家庭との両立のしやすさにも注目しています。一般事務営業事務仕事内容データ入力、電話応対、書類作成などおすすめポイント銀行での事務経験を活かせる丁寧かつ正確な仕事が評価される土日休みの職場が多く、家庭との両立がしやすい医療事務クリニック受付仕事内容患者受付、会計、レセプト業務などおすすめポイント銀行での接客対応経験を活かせる個人情報など情報管理の高さが評価される資格がなく未経験OKの教育体制が整った職場が増えている学校・公的機関の窓口業務仕事内容学校や市役所などでの事務、受付、電話応対などおすすめポイント銀行での接客経験を活かせる書類のチェックや文書処理能力を評価される安定した勤務条件、子育て世代に理解のある職場が多い経理・会計補助スタッフ仕事内容会計事務所、税務署などでの領収書整理、仕分入力、請求書作成などおすすめポイント数字に強い銀行経験を活かせる静かにコツコツ仕事をしたい人に向いているコールセンター仕事内容金融、保険、通販会社などでの電話応対、入力作業などおすすめポイント銀行経験で身についた敬語、マナーを活かせる在宅勤務OKな職場も増えている受付・インフォメーションスタッフ仕事内容商業施設、企業などでの来客対応、案内業務、電話応対などおすすめポイント銀行での接客経験を活かせる丁寧な言葉遣いやマナーを活かせるシフト制が多いため、柔軟な勤務が可能金融関連仕事内容銀行、証券、信用金庫、保険代理店などでの窓口対応、保険事務、ローン案内などおすすめポイント銀行経験をそのまま活かせる仕事内容に順応しやすい家庭との両立に必要な支援制度が整っている職場が多い▼一般事務や金融事務の詳しい解説記事はこちら一般事務は未経験でも目指せる!仕事内容とスキルを解説事務職のすべてがわかる!種類・仕事内容・スキルを徹底解説【キャリアアドバイザーのアドバイアドバイスも】銀行勤務経験のアピール方法とパート採用で評価されるポイント銀行以外の他業種パートを始めようと考えたとき、アピールできるスキルがないと過小評価していませんか。人事や経理関係ではないから一般事務として採用されない。表計算や簿記が分からないから事務経験なしになるのではないか。と思いがちです。たしかに銀行事務では、一般事務に必要な専門知識を学ぶことはできません。しかし、どのような業種の事務にも対応できるアピールポイントがたくさんあります。正確な事務処理能力お客さまの大切なお金や情報を扱うため、銀行の仕事はミスが許されません。1円のズレすら許されない環境であったため、事務処理の正確さや、書類のチェック能力が自然と身についています。振込など時限がある仕事も多く、迅速に対応するスキルも備わっています。事務処理能力が高く、信頼して仕事を任せられると評価される接客・コミュニケーション能力幅広い年齢層のお客さまや会社担当者に対応していたため、基本的なマナーや言葉遣い、電話対応が自然と身についています。真面目で、好感を持たれるよう意識しながら対応し、お客さまの話に真剣に耳を傾ける姿勢も備わっています。銀行の仕事はダブルチェックが基本であり、1人で完結する仕事はありません。そのため、同僚とも十分にコミュニケーションをとっていたでしょう。対人対応力が高いと評価されるスケジュールの管理振込時限や融資の期日など、期日厳守が必須な仕事が多くあり、常に時間を意識するクセが自然とついています。複数のタスクを平行してこなすことにも慣れており、優先順位をつけて仕事に取り組むことができるでしょう。時間がかかる場合には経過報告をし、不要なトラブルを防ぐなど危機管理力も身についています。仕事を着実にやり遂げる力があると評価される銀行経験者という高い信頼性お金や個人情報、機密情報を取り扱っていたため、機密情報の管理や高い守秘義務意識が身についています。法令や社内ルールを厳守する意識、SNS利用時のマナーや情報漏洩についての意識も備わっています。情報管理リスク、コンプライアンスを理解していると評価される銀行から他職種パートへ再就職した体験談銀行経験のアピールポイントや向いている職種が分かったところで、次は実際に転職した方の体験談をみていきましょう。Aさん|40代女性子ども1人転職経緯出産を機に約15年勤めた銀行を退職。子どもが小学生になり時間ができたため、働こうかと、考え始める。しかし、ブランクが長くあることから、まずは短期の図書館臨時職員に応募。資格必須ではないものの図書館司書を持っている方もいた中で見事採用。銀行経験のアピールポイント銀行の仕事の中でも、日中に何度も時限の締めがある業務に従事。そのため正確な事務処理と時間管理を励行してきたことを伝えた。また、コツコツ責任をもって最後まで仕事に取り組んできた姿勢もアピール。実際に働いて銀行経験が活かされていること主な仕事内容は、貸出対応や資料整理、破損劣化確認。銀行での接客対応や書類の不備確認をしてきたことが活かされていると思う。図書館という静かな職場であるため、落ち着いた対応ができることも銀行経験があってこそ。資格も専門知識もないが、銀行員時代に得た立ち居振る舞いで十分こなせていると思う。Bさん|50代女性子ども1人転職経緯夫の希望もあり結婚を機に10年以上務めた銀行を退職。子どもが小学校に入学し、また働きたいと思っていたタイミングで勤務していた銀行から声がかかりパートとして再就職。その後食品工場の事務パートに転職。銀行経験のアピールポイント面接時に「主に女性5名の職場だが心配はないか」といった質問を受けた。「銀行も女性が多い職場であったため理解はしている。コミュニケーションを図っていきたい。」と伝えた。また、長年銀行に勤めていたため、基本的なパソコン操作や電話応対に問題がないことも伝えた。実際に働いて銀行経験が活かされていることパソコンで発注作業をしたり、電話照会対応をしたりしています。どちらも銀行で経験してきた仕事内容なのでスムーズに対応できています。このようなことを言っていいのかわかりませんが、扱う商品が違うので心に余裕ができています。不安もありましたが、銀行以外の仕事にして良かったと思います。Cさん|40代女性子ども2人転職経緯上の子どもが小学校にあがるときに銀行を辞めて専業主婦に。外に出て人と繋がっていたい、とずっと思っており、シフト制の住宅展示場パートに転職しました。銀行経験のアピールポイント面接の際に「銀行と比べると、平日の昼間はだいぶ暇だと思いますが大丈夫ですか」と聞かれました。「時間があるということは仕事を丁寧に行えると思います。展示場の良さをさらに知って貰えるようパンフレットや装飾レイアウトを考え、来場者に合わせた丁寧な対応ができると思います。」といったことを伝えたのがよかったのか無事に採用となりました。実際に働いて銀行経験が活かされていること確かに平日の昼間は来場者が1人も来ないときもあります。その時は、パンフレットや営業さんから構造や壁紙について教えて貰い、案内の時に説明できるよう勉強をしています。また、お子さま連れやご年配の方も来場されますので、銀行営業で身に着けたコミュニケーション術や細やかな気配りが活かされていると思います。3名の体験談は参考になりましたか。ライフスタイルの変化で銀行を退職し、ブランクがありつつも他業種パートで即戦力となって働いています。銀行勤務経験があれば、余程の専門分野でない限り、専門知識や資格がなくても十分対応できるようです。いろいろな求人情報を見て、自分のスキルが活かせそうか考えてみましょう。▼みずほ銀行のお仕事検索はこちらみずほビジネスパートナー|お仕事検索トップまとめこの記事で紹介したように、銀行員を経験すると、どんな仕事でも活躍できるスキルが身につきます。ブランクや年齢への不安から、銀行以外の職種に挑戦しにくいと感じる方もいるでしょう。しかし、銀行で培った経験に加え、子育てや介護など日々の生活で身につけたスキルは多くの職場で活かせます。もっとも大切なのは働く場所より、自分の強みを活かせる職場を選ぶことです。磨いたスキルをさらに上げるために、銀行員として新たなキャリアを築くのも一つの道でしょう。ライフスタイルの変化に応じて、優先すべき項目は変わります。この記事が、自分らしく働ける職場探しのヒントになると幸いです。▼銀行パートについて詳しく知りたい方はこちらみずほ銀行の研修制度|未経験でも安心して働けるサポート体制銀行パートはきつい?仕事内容・向いている人・メリットを徹底解説!

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【100人に聞いた】あなたの転職の決め手は何ですか?

「自分にはどんな会社が合っているのだろうか?」「他の人は何を決め手にしているの?」転職や再就職を検討する際、こうした不安や疑問を多くの人が抱えています。この記事では、転職・再就職経験者100人へのアンケートをもとに「決め手」や「不安の乗り越え方」をご紹介します。調査時期:2025年7月調査方法:オンラインアンケート(パネル/募集方法を明記)回答者:20~50代の転職・再就職経験者、n=100回答形式:設問ごとに単一/複数回答を明記、自由回答は要約あり集計注記:端数処理、小数点、無回答の扱い表記注記:自由回答は読みやすさのため一部表現を整えています第1章|【状況】転職・再就職前について今みなさんはどのような状況に置かれていますか?仕事のブランクがある方、再就職を急いでいる方、転職活動にじっくり時間をかけられる方、状況は様々ですよね。ここでは、経験者100人が転職・再就職に向けて動き出した時の状況についてのデータを見ていきましょう。Q.1|離職期間はどのくらいありましたか?〈離職期間アンケート結果〉1年未満が最も多く57人、3年未満33人、5年未満6人、5年以上が4人。離職から1~3年の間に復職する方が9割を占めています。Q.2|転職・再就職を決意してから就職先が決まるまでにどのくらいかかりましたか?〈決意から就職先が決まるまでの期間アンケート結果〉1ヶ月未満が9人、3ヶ月未満が半数を超える54人、6ヶ月未満が20人、半数以上が17人という結果になりました。内定までの目標期間を決めて転職・再就職活動をするのも良いかもしれませんね。第2章|【決め手】なぜ転職・再就職に踏み出したのか「転職や再就職を考えてはいるが、なかなか踏み出せない…」そんな気持ちを抱える方もいるのではないでしょうか。そこで、経験者100人が当時どんなことを考えていたのか聞いてみました。Q.1|転職・再就職を考えた理由は何ですか?〈20~30代転職・再就職のきっかけアンケート結果〉20~30代の上位は、「自己実現・キャリア形成」が一番多く28%、次いで「家計を支えるため」21%、「社会とのつながりを持ちたかった」13%という結果になりました。〈40~50代転職・再就職のきっかけアンケート結果〉40~50代の上位は、「家計を支えるため」が一番多く25%、次いで「自己実現・キャリア形成」21%、「生活にメリハリをつけたかった」16%という結果になりました。~コメント抜粋~結婚して家庭を持ち、今後子どもを育てていくための資金が必要だと思ったから。子どもの手が離れたことに加え、家計に不安があったから。前職でのキャリアアップが見込めず、スキルアップ・自己実現できる環境で働きたかったから。将来への不安があり、社会との関わりを求めていたから。前職に昇給制度がなく収入に不安があったから。営業ノルマや上司との関係が精神的につらく、このまま働き続けるのが難しくなったから。親の介護のため、残業がなく介護に理解のある環境で働きたかったから。第3章|【決め手】転職先をどうやって選んだのか自分に合う会社や働き方がわからず、どのように就職先を決めればいいか迷ってしまうことがありますよね。経験者100人がどのようにして現在の職場を選んだのか、リアルな声を集めました。Q.1|転職・再就職前後の職種は同業種?異業種?〈転職・再就職の前後の業種アンケート結果〉転職・再就職の前後の業種が同じ方が55%、異なる方が45%という結果になりました。やりがいや憧れの仕事・新しい環境を求めて異業種を選ぶケースもあれば、今まで培った経験やスキルを活かして同業種でステップアップしていくケースもありそうですね。Q.2|転職・再就職先の“決め手”は何ですか?ケース①|働き方~通勤や環境など「働き方」を重視した方の声~体調を壊したため、肉体労働ではなく座れる仕事を選んだ。安定した働き方・成長できる職場環境を求めて、新しい業界に挑戦した。通勤やライフスタイルを見直した上で長く働ける環境を求めた。子育てと両立するため、テレワークが可能な職場を選んだ。ケース②|安定性~給与や待遇など「安定性」を重視した人の声~安心して働くため、安定した基盤を持つ企業を選んだ。仕事の実績を正当に認めてくれる環境で働きたいと思った。ケース③|やりがい・成長~キャリアのステップアップやスキルが活かせる環境など「やりがい・成長」を重視した人の声~若い頃からの夢だった広告業界に、今の感性でチャレンジしたいと思った。今まで培ってきた「総務人事」の知識を中小企業で活かしたかった。ずっと憧れていたIT業界に挑戦したいと思った。金融の中でも個人資産運用に強い企業に魅力を感じ、キャリアの再構築をめざした。自分らしく働きたいと思い、興味のあったWeb業界での再スタートを決意した。前職で自分のスキルがわかったので、興味のある業種に転職を決めた。第4章|【不安と対処法】ブランク・年齢・スキルいざ転職や再就職を決意したものの、新しい環境に飛び込むにあたり、不安や障害はつきものですよね。経験者のみなさんはどのようにして不安や障害を乗り越えたのでしょうか。Q.1|転職・再就職活動で不安だったこと・障害になったことは何ですか?〈転職・再就職をする上での不安や障害アンケート結果〉上位は、「職場の人間関係への不安」が一番多く21%、「業務知識・ブランク」が19%、「PCスキルやIT知識の不足」・「年齢的なハードル」が16%という結果になりました。職場の人間関係は外から見えづらい分、不安も大きいですよね。Q.2|それらの不安に対して、どのように対処しましたか?①|選考編ポイント:自己分析の言語化・職場見学~コメント抜粋~スキルや感覚の鈍りに対する不安があったため、今まで習得してきたものを自己分析・言語化して面接に臨んだ。まずは自分の強みや経験を整理し、転職市場でどう活かせるかを具体的に考えた。なぜブランクがあるのか、ブランク期間は何をしていたか、といった点に関して企業側が不安にならない説明を準備した。在籍社員のキャリア・職場の雰囲気や働きやすさなどが気になったため、いくつかの事業所の職場見学をした。②|スキルアップ編ポイント:学ぶことで不安を軽減~コメント抜粋~年齢に不安があったため、日商簿記など再就職に有利な資格を取得し、自信をもって再就職活動に臨んだ。AdobeのIllustratorや簡単なデザインツールの使い方をオンライン講座で一から学び直すことで、年齢に引け目を感じなくなった。IT知識が不足していたので、IT関連の書籍を何十冊も購入して勉強した。PCスキルを学ぶためのオンラインの講座でスキルアップした。③|就職後編ポイント:周囲の協力やコミュニケーションを大切に~コメント抜粋~子育てが二の次にならないよう、親からの協力体制を整えた。年齢的にも新たな人間関係を築くことに不安があったが、積極的にコミュニケーションをとることで打ち解けることができた。第5章|【振り返り】やってよかったこと/もっとこうすれば良かったこと経験者のみなさんに、当時の転職・再就職活動を振り返ってもらいました。心に響いたものは、ぜひご自身の就職活動に取り入れてみてくださいね。Q.1|業界/企業選びや転職準備について、やっておいて良かったことはなんですか?①|業界/企業選び編ポイント:職場体験や社員の生の声によりミスマッチを防ぐ~コメント抜粋~SNSを活用して実際に働く社員の雰囲気を知ることができたのは大きかった。職場の雰囲気や勤時間など、自分の体調に合った無理のない条件を優先したのは良い判断だった。年齢や病歴に後ろめたさを感じるのをやめ、今できることに集中するという気持ちで行動したことが再出発の力になった。在籍社員などに会うことが難しければ、SNSを覗くことやDMでコンタクトを取ることも一つの手。複数社から内定が出た際、それぞれの社内の雰囲気を知るべく数日職場体験をしてから就職先を決めた。②|スキルアップ編ポイント:プロからの学びやアドバイスを活用~コメント抜粋~やはり資格は取得しておいて良かった。職業訓練校での学びが有効だった。キャリアコンサルタントやハローワーク相談員からのアドバイスはかなり役に立った。興味のあることがいつ仕事になるかわからないので、気になる分野の知識習得は損得考えずにしておくべき。③|エージェント編ポイント:多角的な視点や専門的知識が有益~コメント抜粋~転職エージェントを複数活用し、それぞれ異なる視点でアドバイスをもらえたのは良かった。業界特化の転職エージェントを利用したことで、より具体的な相談ができた。面接対策に強い転職サイトを利用したので、的確なアドバイスのもとしっかりと受け答えができた。転職アドバイザーにブランクや希望の働き方を細かく伝えておくことで、自分に合った求人を紹介してもらえた。転職エージェントはたくさんあるが、どのアドバイザーが自分と真摯に向き合ってくれるか見抜くことが重要だと感じた。⇒みずほビジネスパートナーでは、金融業界をメインに、一人ひとりに向き合ったお仕事紹介をしています!みずほBP|お仕事検索④|その他余計なことを考えると不安が募っていくので、なるべくサクサクと進められるように準備をした。難しく考えすぎるのも良くない。何か問題があればやめてもいいという余裕や柔軟な考えを持つことも大事だと思った。Q.2|業界/企業選びや転職準備について、もっとこうすれば良かった!と思うことはなんですか?①|業界/企業選び編ポイント:実態把握・業界分析~コメント抜粋~ホームページだけでなく、実際に社員から話を聞くべきだった。エージェントから事前にもっと情報を細かく聞き出せば良かった。転職先の業界の現状や将来性に関する分析を深めた上で、企業選びをすべきだった。金銭面に関して、慎重に計算してから転職すれば良かった。自分がやりたいことだけでなく、「今後伸びる業界」にフォーカスを当てれば良かった。途中から他の業界以外にも興味を持ち始めたため、もう少し早く準備を始めていれば選択肢が広がったと思う。②|スキルアップ編ポイント:準備期間に余裕を持つ~コメント抜粋~履歴書記入のために資格をもう少し取っておけば良かった。スキルの棚卸しと実務経験の準備をもっと早く始めておくべきだった。特にIT業界は技術の進歩が早いので、未経験分野へのキャッチアップは予想以上に時間がかかった。③|エージェント編ポイント:自己分析・エージェント分析~コメント抜粋~希望していない仕事を紹介されることがあるため、自己分析による適性や要望をアドバイザーにしっかりと伝える事が大事だと思った。初めは自力で情報収集していましたがうまくいかず、初めからエージェントを利用すれば良かった。スカウトサービスなどを利用していればシフトや給与などの処遇が上がっていたかもしれないと感じている。④|その他仕事を続けながら転職活動を進めるべきだった。離職期間中の金銭的な不安や精神的な焦りは想像以上で、転職活動にも影響してしまった。仕事をしながらの転職活動だったため、企業説明会やカジュアル面談を見送ってしまったことがあり、もっと時間を確保しておけば良かったと感じた。時間の余裕が、選択肢の質にも影響すると強く実感。コラム|「語学を学び、社内通訳に」主婦からの再挑戦ストーリー100人の経験者へのアンケートから、さまざまな転職の決め手や不安の解消法などを見てきました。次に、継続的な学習と小さな実務機会の積み重ねを通して、再就職に成功したMさんの例をご紹介します!Mさん/女性再就職時:40代前半(子ども12歳・7歳)〈経歴〉大学卒業後、航空会社で12年勤務第二子妊娠と同時に退職後、専業主婦となる海外旅行時に英語力の低下を感じ、週一で英語学校に通い始めたことをきっかけに通訳の道へ現在はフルタイムで企業の社内通訳に従事専業主婦時代、家族での海外旅行時に英語力の低下を感じたことから、ブラッシュアップのために週一で英語学校に通い始めました。勉強を続け、進級を重ねるうちに通訳クラスに入れるようになりました。学びを継続しながら、月に数回程度の通訳の仕事にも挑戦した結果、離職から13年が経った頃に企業での社内通訳のお誘いをいただきました。そこで一つの企業で様々な部署と関わりながら一人の人をサポートする面白さに目覚め、以来、社内通訳というスタイルで仕事をしています。復職を考えるようになったきっかけは、下の子どもの小学校入学を機に時間ができたこと、これまでの経験を生かして再び社会に出たいと思ったこと。そして、夫の転職時に約1年の失職期間があり、自分にも収入があった方がいいと考えたからです。現在の仕事に就くまでに、英語・通訳学校には累計5年以上通い、自宅での勉強も継続していました。この時に得た技術は現在の仕事にも役立っていますし、英語学校に通わなくなった今でも実務を通して勉強の日々です。自分が何をしたいかということも大切ですが、軸はぶらさず、機会にはオープンな気持ちや姿勢を保つことで、思ってもいないようなところから考えてもいなかったような仕事が来て、やってみたらとても自分に合っていたということもありました。古い言い方ですが、ご縁も大切だと思います。子どもが小さい時に勉強を始め、子育てと両立しながら高い授業料を払う中、なかなか成績が上がらない時期や仕事が順調に来ない時期もありました。当時は悩みや不安も多かったですが、今は思い切って一歩を踏み出して良かったと思っています。ブランクがあると踏み出すにも勇気がいると思いますが、実際働き始めると年齢のせいで気おくれしていたことが嘘のように、歳のことは誰も気にしていません。大切なのは与えられた仕事を全うすることだと感じています。今後、時代の流れや自身の生活の変化で働き方は変わっていくと思いますが、柔軟に自分なりの働き方を見つけていきたいと思います。第6章|【まとめ】迷ったときの「決め手」の見つけ方「決め手」を見つけるために大切なことは、価値観の整理をした上で、情報収集や比較検討をしっかりとすること。その上で、必要なスキルや資格取得を計画的に進めれば、選択肢は広がります。また、一人で抱え込まず、周囲の人やエージェントの力を借りながら進めることで、新しい道が見えてくることもあります。転職や再就職においては、正解は一つではありません。現在の状況、そしてこれからの人生において大切にしたいことは何か、よく考えた上で、後悔のない転職・再就職をめざしてきましょう。